2010.04 アスリートブログ・ランキング
| 大会名 | シリーズ第4戦 富士見パノラマ大会 |
| 会場 | 長野県富士見パノラマ |
| 天候 | 晴れ |
| 気温(スタート地/ゴール地) | 20℃/22℃ |
| コース | 全長2400m |
| 標高(スタート地/ゴール地) | 1420m/1050m |
| コースコンディション | ドライ |
| 日時 | 2009/7/20~21日 |
| 予選 | 2位 | タイム:4分11秒264 |
| 決勝 | 1位 | タイム:4分09秒611 |
シリーズ第3戦の秋田県がキャンセルされ、前戦の全日本から約2ヶ月振りの大会となった。
今年は今大会で3回目の開催となったが、久しぶりにコースの全長が伸ばされコースレイアウトも一部変更となったため、今までとは違ったレース展開や技術が必要とされる大会となった。
これまでに富士見パノラマで行われた2戦とも雨というウエットコンディションだったが、今回は練習日から決勝日まで晴天が続き、土ぼこりがたつ程の良いコンディションとなった。
しかしコースの中には多くの石や砂利などが出てきており、練習時からパンクしてしまったりメカニカルなトラブルが起きてしまうライダーが続出せていた。
コースはこれまでなかった前半にハイスピード区間が設定され、中盤はテクニカルセクション・後半にはギャップや滑りやすい路面が印象的な、とても難しいコースとなっていた。
ハイスピードとテクニカルでは対照的なセクションの為、スピード感やペース配分など求められるものがとても多くなってくる。
そんな中でのレースでは攻めることはとても重要だが、抑えるところは抑えながらペースを考え、なおかつペダリングし攻めるて走れることが優勝を勝ち取る事となる。
そして今回、井手川の友人でもあるアルペンスキーヤーの佐々木 明選手や、元レスリングの山本 美憂さんや、INDYカードライバーの松浦 孝亮選手などそうそうたるメンバーも応援に駆けつけてくれて、会場もとても盛り上がりもみせていた。
会場に現地入りしてから試走を重ねる中でバイクのセッティングに迷いが生じ、セッティングを煮詰めるあまりに、自分の中で決めていた練習本数を大幅に超える試走を行ったため、当日はやや疲労感の残る少し嫌な気持ちとなったが、とにかくそれをごまかすためにもメンタルをコントロールしながら集中して行った。
それから12時30分から始まった予選では1番目スタートとなった。
スタートしすぐにハイスピード区間になるため、初めに多くペダリングし速度を乗せた。
すぐにTOPスピードになったがコーナーでややオーバースピードになり、自分の決めていたラインを大きく外してしまった。
そこで失速したがすぐにまたペダリングしその後は速度を保つことが出来た。
しかし1度冷静に戻った時に焦り過ぎている自分がいたため、深呼吸しハイスピード区間は落ち着いて走る事を心がけた。
その後の中盤から後半のテクニカルセクションではややミスがあったものの、自分のイメージする走りに近い形でゴールすることが出来た。
安達選手に0.143秒更新され予選は2位となったが、ペース配分やミスしたところなどを考えればあと3秒は縮められると思った。決勝での目標タイムは4分8秒台と設定することにした。
今回の予選では1位から4位までのタイム差が約0.6秒しかなく、決勝でも僅差で勝敗が分かれる事が予想された。
15時から始まった決勝。
事前練習などで何度もこの時間帯には走っていたけれど、この時間になると徐々に太陽が下がりはじめ、日差しが強く影も濃くなってくるため、林の入り口と出口では路面状況や石などの障害物がとても見えづらく難しくなる。
もちろん目に入って来たものは判断できるが、それらを予測しながら攻める行くという新たな課題も、決勝では出てくることとなる。
レースが始まり、予選7番手の若手のホープ清水選手が4分12秒台をマークし暫定TOPへ。
それを塗り替えたのが予選4番手で前戦の優勝者でもある向原選手。
それまでの清水選手のタイムを大きく上回る4分10秒台でゴールを切り、暫定TOPへ躍り出た。
予選のTOPタイムは4分11秒台なので向原選手のタイムは、優勝の可能性のあるタイムとなった。
次に予選3番手の小山選手がゴールしたが、TOPタイムは更新されず残すは井手川・安達の2名となった。
いつものように気持ちを落ち着かせルーティーンを行い集中してスタート台へ。
まずはハイスピード区間があるが、井手川はハイスピード区間に自信を持っていたため、予選オーバースピードになってしまったところ以外は攻めて走る事に決めていた。
良い集中から疲労感は無くなり思うようにペダリングが出来ていた。
ミスしたハイスピード区間もクリアし中盤のテクニカルセクションへ、全日本ではこの区間で大きくミスをし、優勝を逃していたため、やや慎重に走っていたが、その区間を抜けるとまた攻めの走りへと変わって行った。
予選ではこの区間でもライン取りのミスがややあったが、そこでのミスもなくし思い通りの走りで後半のAダッシュ(テクニカル)区間へ入ろうとした時に、ギヤーを軽くしようと変速をしてみるとなにやら今までにない感触があった。
何かおかしいと思いながらも変速のシフトレバーを押したが、ギヤーは1番重たいままで変速が出来なくなっていた。
【ゴールし原因を探ってみると、走行中にどこかに変速機をぶつけたようでワイヤーが切れてしまっていたようだ。これは技術の問題でもあるので自分を攻めるしかない。】
ここからの区間はコース幅も狭くテクニカルなため、ペダリング出来るところも少なく軽いギヤーでないと速度を乗せるのが難しい。
ここでまた気持ちを切りかえて「とにかくこの区間を抜けるまではあまりペダリングしないで、プッシュ(体で地面を押すようにしてして進ませる技術)で速度を落とさないようにして、なんとかゴール前のゲレンデまで出ようと思った。
速度を落とさないようにその場でライン取りも変更しながら、ペダリング出来ない焦りを抑えてなんとかゲレンデ区間へ。
ここからは重たいギヤーのままだが最後の力を振り絞ってゴールを目指した。
ゴールした瞬間に観客から歓声が上がったので、自分が暫定トップでゴールできた事が分かった。
しかしそのようなトラブルもあり、残り1名いたためまだ喜ぶことは出来ず、最終走者を待つことに。
しばらくし最終走者の安達選手が現れタイムディスプレーが切り替わった。
その時点で4分と表示されていたが、そこからゴールまで何秒掛るのかは分からなかった。
そして安達選手がゴールに近づくにつれてタイムディスプレーは4分8秒・9秒・10秒となり、井手川選手の優勝が確定した瞬間、喜びと歓声が爆発した。
前回の全日本では大きなミスもあり優勝出来なかったので、今回はシリーズチャンピオンを獲得するためにも必ず優勝したかったです。
途中では少しトラブルもありましたが、色々な方の支えや応援がありなんとか勝つ事ができて嬉しかったです。
残り2戦を残し、今週末にも岐阜県で第5戦が開催されますので、そこでも優勝出来るように頑張って来たいと思っています。
シリーズランキングも現在1位ですので、このままキープして良い形で今シーズンを終えたいと思います。
引き続き、ご声援のほど宜しくお願いいたします。
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